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会社情報
一頭の盲導犬への愛情から始まったヒルズ
長年にわたりペットの健康と幸せな一生のため、最新の臨床栄養学をもとに研究を続け、優れたペットフードを提供してきたヒルズ ペット ニュートリション社。ヒルズのペットフード誕生の歴史は1939年に遡ります。初代米国動物病院協会の会長でもあった獣医師、マーク・モーリス博士のところに、フランクという盲目の青年が訪ねて来ました。彼は盲導犬協会設立の寄付を集めるために全国を行脚していたのですが、彼のパートナーである盲導犬バディーが深刻な腎疾患を患ってしまったのです。 博士は食事の改善による治療法を提唱。研究を重ね、慢性的な兆候の軽減と、症状の改善を助けるペットフードを開発しました。これをもとにさらに研究、改善を重ねて生まれたのが特別療法食「プリスクリプション・ダイエット」です。 この製品は、現在米国の獣医業界において高い信頼を獲得し、ペット医療の市場で大きなシェアを占めています。そして、1967年には培ってきた技術を基に健康な犬・猫のライフステージに合わせたフード「サイエンス・ダイエット」を開発しました。
こうして、ヒルズはペットの臨床栄養学と健康管理において、世界のリーディングカンパニーとしての地位を不動のものにしました。私たちは、これに驕ることなく「ヒルズのビジョン」を設け、今と未来へのあるべき姿を掲げ、実現に向けて邁進しています。「人と動物との絆」を大切にするHAB(ヒューマン・アニマル・ボンド)運動をはじめ、様々なフィランソロピー活動を実践しています。これからもペットフードを通して、家族の一員であるペットの生命を見つめて参ります。
動物福祉に関する指針
ヒルズペットニュートリション社で飼育されているすべてのペットは安全かつ清潔な環境のもと、のびのびと暮らしています。犬と猫がより健康で長生きできるためには栄養学が発展することが不可欠ですが、弊社はその研究を安全かつ、人道的な方法で行っています。ペットの栄養学分野における弊社の功績はペットフード産業界では自他共に認められているものであり、常に最高の倫理水準の実践を通して、これまでの事業拡大と名声を築いて参りました。 詳しくはこちら
ヒルズ・グローバル・ペットニュートリションセンター
ヒルズ製品は、世界最大級の規模と最新の設備を誇る研究所「ヒルズ・グローバル・ペットニュートリションセンター」で開発されています。150人を超える獣医師、栄養学者、科学者、技術者をかかえる当センターでは、最先端の臨床栄養学に基づき、センターで飼育するペットパートナーズの協力を得ながら研究し、理想的なペットフードの研究・開発に取り組んでいます。さらに、製品の安全性を確保するため、原材料の検査・試験を行い、全製品の品質チェックも毎日実施しています。世界中のペットがより健康で長生きできるよう、おいしく安全で、優れた栄養素をそなえた高品質の食事を提供していくことをお約束します。
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沿革
沿革
ヒルズはペットが長く健康な一生を全うできるよう、最新の小動物臨床栄養学を基にペットフードの研究開発を続けている世界のリーディングカンパニーです。人とペットのハピネスを目指し、互いが共生できるより良い環境や社会を実現するために、ヒルズはたゆまぬ企業努力を続けています。
1907年
アメリカにヒルズ ペット ニュートリション社創立
1977年
花王・コルゲート オーラルプロダクツ株式会社 設立(合弁会社設立)
1978年
特別療法食「プリスクリプション・ダイエット」を獣医師向けに発売
健康維持食「サイエンス・ダイエット」を獣医師、ブリーダー、ペットショップ向けに発売1988年
日本ヒルズ・コルゲート株式会社に社名変更
1994年
ヒルズ製品売り上げ100億円達成
1996年
犬用ドライ製品においてNo.1シェア達成 (SCI金額ベース)
「サイエンス・ダイエット」量販店チャネルへ販路拡大1998年
「プリスクリプション・ダイエット」発売50周年(1948年米国にて発売)
1999年
「サイエンス・ダイエット」No.1ブランドシェア達成 (SCI金額ベース)
世界初 ガンを患った犬のための特別療法食「プリスクリプション・ダイエット 犬用 n/d」を発売2000年
「毛玉を徐々に排泄する」画期的な猫用ドライ製品「サイエンス・ダイエット ヘアボール コントロール」を発売
2001年
ヒルズ製品 売り上げ200億円達成
「皮膚や毛艶の健康維持に配慮した」犬用・猫用ドライ製品「サイエンス・ダイエット 毛艶も健康※1」、「胃腸の健康維持を助ける」犬用・猫用ドライ製品「サイエンス・ダイエット おなかも健康※2」を発売
アレルギー性疾患を患った犬猫のための特別療法食「プリスクリプション・ダイエット犬・猫用 z/d」を発売2002年
「歯の健康維持を助ける」犬用・猫用ドライ製品「サイエンス・ダイエット 歯も健康※3」を発売
脳の加齢からくる行動異常の犬のための特別療法食「プリスクリプション・ダイエット犬用 b/d」を発売2004年
パーフェクトバランスで全身をトータルケアする「サイエンス・ダイエット〈プロ〉」をペットショップ、獣医クリニックを中心に発売
糖尿病を患った猫のための特別療法食 「プリスクリプション・ダイエット 猫用 m/d」を発売2005年
関節炎を患った犬のための特別療法食 「プリスクリプション・ダイエット 犬用 j/d」を発売
2006年
「サイエンス・ダイエット」に第4のライフステージ「シニア プラス」誕生
2007年
アジア パシフィックを統括するヒルズ ペット ニュートリション アジア-パシフィック 日本支社を開設。日本ヒルズ・コルゲート株式会社の機能の一部を移管
室内で暮らす犬・猫の生活環境に配慮した室内犬・猫専用フード「サイエンス・ダイエット インドアキャット」、「サイエンス・ダイエット インドアドッグ」を発売
猫下部尿路疾患(FLUTD)にひとつで対応する特別療法食「プリスクリプション・ダイエット猫用c/dマルチケア」発売2009年
犬用おやつ「サイエンス・ダイエット トリーツ」をリニューアル新発売
2010年
充実の4つのライフステージで「サイエンス・ダイエット 超小型犬種用」を新発売
「サイエンス・ダイエット」に第5のライフステージ「シニア アドバンスド」誕生2011年
「サイエンス・ダイエット〈プロ〉 超小型犬種用」を新発売
肥満傾向の高齢犬/高齢猫の体重管理をサポートする「サイエンス・ダイエット シニアライト」を新発売2012年
甲状腺機能亢進症を患った猫のための特別療法食「プリスクリプション・ダイエット 猫用 y/d」を発売
※1:旧称「サイエンス・ダイエット センシティブ スキン」
※2:旧称「サイエンス・ダイエット センシティブ ストマック」
※3:旧称「サイエンス・ダイエット オーラルケア」
マーク・L・モーリス博士
マーク・L・モーリス博士(1901-1993)は、ヒルズ ペット ニュートリション社の創設者です。臨床栄養学の領域において先見の明をもっていた博士は、食事に含まれる栄養組成が特定の疾患をもつ小動物に有効に働くと考えました。家畜診療が獣医師の主な仕事であった時代に、モーリス博士はコンパニオン・アニマルとそのオーナーのケアに尽力。1928年には、アメリカで2番目の動物病院 ラリタン動物病院 をニュージャージー州エジソンに開業しました。
モーリス博士には、コンパニオン・アニマルの疾病管理について画期的なアイデアがありました。その実現のためにラトガース大学生化学部のジム・アリソン博士と協力し、小動物のためのさまざまな診断技術を開発。時代の先を行き過ぎるモーリス博士のアイデアは当初受け入れられないこともありましたが、ペットフードのエキスパートとしてその地位を確立するのにそう時間はかかりませんでした。
モーリス博士は缶詰タイプのペットフードを開発するために、カンザス州トピカにあるヒル・パッキング・カンパニー と提携。その後、動物慈善団体であるモーリス動物財団を創設しました。コンパニオン・アニマルと野生生物の健康に関する研究分野における世界最大の非営利団体で、小動物や野生生物の調査・研究および獣医学生のための奨学金制度を支援し続けています。提供した資金は、1948年の創設時から合計で5千万ドルに達しようとしています。
モーリス博士は生涯を通じて、小動物のケアに取り組んできました。米国動物病院協会(AAHA)の初代会長をはじめ、米国獣医師会(AVMA)の会長、ペットフードの栄養基準を策定する委員会の理事を歴任。モーリス博士のこれらの取り組みが、米国飼料検査官協会(AAFCO)で現在用いられている基準の土台を築きました。
マーク・L・モーリス博士は1993年、92歳でその生涯を閉じました。
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動物福祉
動物福祉に関する指針
AWP (Animal Welfare Policy)
ヒルズペットニュートリション社で飼育されているすべてのペットは安全かつ清潔な環境のもと、のびのびと暮らしています。犬と猫がより健康で長生きできるためには栄養学が発展することが不可欠ですが、弊社はその研究を安全かつ、人道的な方法で行っています。ペットの栄養学分野における弊社の功績はペットフード産業界では自他共に認められているものであり、常に最高の倫理水準の実践を通して、これまでの事業拡大と名声を築いて参りました。
ペットの健康的な生活の向上のためには、最高の科学技術と思いやりあるケアがうまく結びつかないといけません。その意味から、ヒルズは信頼でき、思いやりのある人道的な犬と猫の取り扱いを支援し、実践しているのです。ヒルズが実施、または助成するすべての研究は、その実施機関がヒルズペットニュートリションセンター(栄養学研究所)内であるか、または消費者の自宅または獣医学大学等であるか否かには関係なく、最高レベルでの動物のケアが確実に行えるよう、以下に示す厳格なヒルズ指針に従わなければなりません。
- 私たちは、犬と猫の健康を危険にさらすような研究には参画しません。弊社が支援するすべての研究は、動物の健康の維持と向上を目的として計画されます。よって、犬と猫を安楽死させるような研究は一切行いません。
- 犬や猫の体内において、栄養素がどのように吸収され、配分され、蓄えられ、消費され、排泄されるかを研究する際、私たちはヒトの栄養学的または医学的研究と同等な獣医学的研究を実施します。ヒルズは犬や猫に苦痛を与えたり、傷つけたりするような研究を支援することは決してありませんし、ましてや実施することは絶対にありません。これは、ヒトにとって苦痛のあることは犬や猫にとっても同様に苦痛を伴うものだという確信に基づくものです。
- 伴侶動物の健康と福祉の向上に寄与できるという絶対的な根拠がある場合にのみ、私たちは研究を行います。これらの研究は、その多くが栄養学的に貴重な新発見や、何百万頭という犬と猫の生活の向上に貢献することになります。
- 動物を用いる研究を少なくするために、私たちは努力を続けています。私たちが給餌試験を実施する際は、飼主の協力のもと、相当数の犬と猫を在宅試験という形で実施しています。また、専任の獣医師と栄養学者により、動物の体内で起こる代謝をシミュレートする手法を確立しています。例えば、食事の原材料や栄養組成から、排泄する尿のpHを動物実験に頼ることなく正確に予測する数式を考案。この数式は、学術論文としても発表しています。
- 弊社の特別療法食が安全で効果のあることを飼主の方々に明らかにするために、病気になったペットを治療する研究は支援します。よって、人為的に疾患を作るか、またはそれに近い状態にするような研究には一切関与しません。
- ヒルズ・グローバル・ペットニュートリションセンターや、弊社が支援するいかなる外部施設においても、すべての動物飼養に関する業界規則基準を満たすか、上回っていなければなりません。外部の施設で行われるすべての研究に対しては、私たちは「ペット飼育管理責任者」を任命、資金提供し、個々のペットに対して確実に思いやりあるケアが達成できるように監督します。これはペットに生活しやすい豊かな環境と十分な運動を提供するために必要と考えるからです。
- 私たちは、栄養学的健康管理に関する知識を高め、犬や猫を用いる研究が不必要に繰り返されることのないように、私たちの実施した研究結果を公表します。
- 弊社は以前に報告された論文中のデータ、もしくは上述の世界動物福祉指針の趣旨に基づいて実施された動物利用研究から得られたデータのみを使用します。